Boeing 747 Vol.1 Final Name:Takafumi HIROE Date:2015/06/16(Tue) 07:03 No.14739
最終章も恒例の成田空港で撮影した離陸ショットの連発です。
1コマ目は、2008年2月18日、RWY34Lを離陸するNW B744 N667US。 撮影時刻は15:12、この低い離陸と時刻から、おそらく北米便だと思います。 この日は当時夢中になっていたA-340中心の行動パターン(笑)、撮影した機種別数は、 B747 27機(SP 1機含む)、B777 14機、A330 8機、A340 5機、B767 5機、 以下、MD11, B737, A320, A310, B757, CRJ200, F50を1〜2機づつ。 Part.8冒頭No.14597のカウント数と比べると、やはりB747が減り機種は多様化したと感じます。
 B747-451 N667US (24222/799), Northwest Airlines, 2008年2月18日, 成田空港RWY34L離陸)
2コマ目は、2010年10月11日、RWY16Rを離陸するDL B744 N673US。 紹介のショットはさくらの丘ではなく他の機体の離陸を撮影する場所のため、 今回の主役B747は送り気味の↓のアングルしか撮れませんでした。 この日は特に何かの目当てがあって行ったわけではありませんが、 特筆するのはA380がAF, LH, SQの3機を撮影し、時代が確実に変わったと感じた日となりました。 その事実は、機種別のカウントで機種が更に多様化したと実感できます。 この日のトップはB777 31機、B747 19機、驚くのはB767 18機とA330 14機、B737 9機、A340 6機、 A320 4機、A380 3機、以下、MD-11, B757, A310, A321を1〜2機づつ。 そして私は今のところこの日を最後に成田に行かなくなりました。
 B747-451 N673US (30268/1126), Northwest Airlines, 2010年10月11日, 成田空港RWY16R離陸)
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:航空反省官 Date:2015/06/16(Tue) 07:38 No.14740
No.14626 , N672UPと同じ日1994年8月、同じ時間帯そして同じ場所からの撮影です。 一コマ前のほうが煙の量が多いのですがレジが見えないのでこれにしました。 前回はNWAのネガティブなエピソードを紹介しましたが、今回は反対のものですが自身の経験ではなく同僚から聞いた話です。 ある時地震が発生し、規定通り着陸直前のNWAのカーゴ機へGo aroundを指示したところ、パイロットは「滑走路の上をLow passして目視確認してやる」と言ってタワーぐらいの高さで滑走路上をジグザグ飛行し「見た目異常なし」と報告してくれたそうです。 日本のパイロットは、まずこんなことはしないでしょうね。こんなことからも「タフな奴ら」と評価しても良いでしょう。
タワーの下には制振用の水タンクがバラストとして吊り下げられていますが、柔構造でかつ高いため地震の際は地上よりもよく揺れます。強風の際にも大きな振幅でゆっくり揺れるため「船酔い」する者もいるようです。東北大地震の際は「タワーが崩れるかと思った」ほど揺れて、緊急避難したそうです。
Boeing 747-251F/SCD N639US 1994.8 at RJAA
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:航空反省官 Date:2015/06/16(Tue) 07:39 No.14741
DESERT STORM Tの機首アップです。Tと言うからにはUやVもあったのでしょうか。
Boeing 747-251B N625US 1991.5 at ROAH
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:航空反省官 Date:2015/06/16(Tue) 07:46 No.14742
全部NWAで行こうと思っていましたが、ちょっと考えを変えて他のものにしました。 SPが飛び始めたのは東京ACC勤務時で、巡航高度の高さには驚きました。-100や-200は通常39,000ftが上限で国内線の軽い便が時々41,000ftを使っていました。ところが、SPの通常の巡航高度は45,000ftや47,000ftでした。この高度帯とその上を使う民間機はコンコルドの他になく、他の主なユーザーはU-2やSR-71でした。友人の747のパイロットは「41,000ftまで上がると(空力的な)空気の薄さを実感する」と言っていました。また上昇性能も良く、いち早く巡航高度へ到達してくれるためACCの管制官にとって扱いやすい飛行機でした。 左端に約10分後に着陸する到着機が映っています。
今回の北米シリーズで皆様のコレクションの奥深さを堪能させていただきました。ありがとうございます。今後のシリーズも益々盛り上がりそうで楽しみです。
Boeing747SP-21 N141UA 1995.1 at RJAA
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:geta-o Date:2015/06/16(Tue) 08:00 No.14743
広江さん、皆さんおはようございます。 今回のB4 北米編はPANAMから始まりましたので終わりもPANAM 最初は手前に写る中国民航のトライデントを撮りに行ったついでに撮ったB747-121(N736PA 19643/11) 1973/10/10 HND
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:geta-o Date:2015/06/16(Tue) 08:01 No.14744
2枚目もPANAM浮島から撮ったB747-121A(N739PA 19646/15) 1971/4/25 HND
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:geta-o Date:2015/06/16(Tue) 08:02 No.14745
最後は成田で撮ったノースのB747-251B(N627US 21709/412)2004/4/25 NRT と3枚続けましたがお気づきの方もおられると思いますがいずれも事故等によるフルロス機です。 最初のN736PAは1977/3/27スペインのTenerife島の空港で地上滑走中にKLMのB4(PH-BUF)衝突双方に多数の死傷者が出た事故で全損でした。 2枚目のN739PAは1988/12/21ヒースローを離陸しニューヨークへ向かい途中イギリスのLockerbie上空でテロリストの仕掛けた爆弾が破裂墜落してしまいました。 最後のノースのN627USは2005/8/19 成田を出てグアムのアガナに着陸後ノーズギヤが引き込み破損その後全損となり廃棄されました
長丁場ご苦労さまでした。それでは次のヨーロッパ編(でしたっけ)でまたお会いしましょう。
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:ET Date:2015/06/16(Tue) 11:14 No.14746
広江さん、皆さん、お早うございます。
ラストはB747のローンチカスタマーであったPAに敬意を表して3枚、と言っても大した写真はありませんが。 最初はNo.14453と同じ1978年2月18日に浮島公園で撮ったB747SP-21 (N532PA, cn21024 /270) ”Clipper Constitution”で、1976年3月パンナムへ同社2号機として引き渡されました。1986年2月UAに売却され、同年8月レジがN142UAに変更されました。広江さんもNo.14471でN530PAとN534PAの2機撮られたと書かれていますが当時はSPの便が1日2便あったのですね。 1977年3月アメリカのロックバンド”KISS”の初来日ツアー用にチャーターされ、短期間 ”Clipper KISS Special” の名前が付けられたそうです。全く記憶にありませんが。 1998年2月スクラップにされたようです。フィルムの変色のためモノクロに変換しました。
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:ET Date:2015/06/16(Tue) 11:16 No.14747
次は旧羽田空港で1971年7月18日に撮った747-121 (N732PA, cn19638/3 )、”Clipper Storm King”(その後”Clipper Ocean Telegraph”に)で、ごく初期の機体です。パンナムで1970年7月から1986年12月まで飛んだ後、1989年にEvergreenでフレーターに改造され(B747-121SF)、レジがN475EVとなりました。その後レジがTower AirでN615FFとなり最後はKalitta Airがオペレーターでした。 パンナムは前年の1970年3月11日にB747を東京線に就航させました。当時の羽田はフィンガーが低く機体にも近かったので巨大なB747はほぼ地上目線での写真が撮れました。
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:ET Date:2015/06/16(Tue) 11:18 No.14748
最後は、1975年7月11日やはり旧羽田空港で撮ったB747-121 (N652PA, cn20347/103),最初は “Clipper Pacific Trader” で1980年に“Clipper Mermaid”に変更されました。 Pan Am及びIran Air(リース)で運航され、Tower Airでこのレジのままフレーターに改造され次のオペレーターのSouthern AirでN652SJ, 最後はPolar Air CargoでN832FTとなり2006年5月イスラエルのベン・グリオン空港でスクラップにされました。
ところで子供が一緒だったので70年代後半だったと思いますが厚木の公開の最中NW(?)のB747が滑走路上空を北から南へローパスして行きました。トイレから戻ってきたら目の前を飛んで行くのが見えましたがカメラの準備はできませんでした。今回NWが頻繁に話題に出ましたし、ましてや厚木の出来ごとだったのでどなたかが触れるか写真が出てくるかと思っていました。ひょっとして私が夢で見た光景だったのでしょうか。
何とか毎回写真を出すことができました。撮ってから何十年も経ってからその機体の生涯等を知ることが出来良い機会でした。ありがとうございました。次回からは余り参加できそうもありませんが。
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:N.SUZUKI Date:2015/06/16(Tue) 13:35 No.14749
広江さん、みなさんこんにちは、 747-200B (19923 / 118)N532AW America West Airlinesで撮影は1991年2月名古屋空港です。 機首にFREEDOM BIRDの文字と黄色いリボン(Desert Storm)を記入し、この年の2月からの名古屋への定期路線を開設するために、KLM(元 KLM PH-BUB)から購入した機体でしたが、翌年にはノースウェストへ路線を売却、撤退してしまいました。 アリゾナのフェニックスがベースのエアラインであり、コールサインもカクタスでした。
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:N.SUZUKI Date:2015/06/16(Tue) 13:37 No.14750
次は、 B747-200B (21627/ 355)C-GAGB AIR CANADAで、撮影は1988年ごろのシンガポール、チャンギー国際空港です。 機種に、Bombay/Singapore 888/889と記入されていますので、新規路線の記念塗装機と思います.
>geta-oさん、最後に出されたパンナムの2機、撮られている、さすがですね。 N736PAは今でも、世界最大の航空事故といわれているカナリア諸島のテネリフェでのKLMジャンボとの衝突事故(583人死亡)であり、JAL尾巣鷹事故(550人死亡)のたびに比較されているものです。 次のN739PAは、ロッカビー事故の機体ですが、2000年にイギリスのファーンボロへ行った際、AAIB(事故調査当局)の格納庫内に、この機体の胴体が完全に復元された状態で保管され、通常の破損とは異なる、内部爆破特有の破損について、説明を受けたことが今でも脳裏から離れません。 調査が終わって12年以上経っていても保管を続ける理由は、1国の存続に関わる問題(制裁を受けていたリビアが関与を認め被害者の補償に同意したのは2002年)が続いていたことでした。 なお、この事故の責任をめぐっては、日本製ラジカセに仕掛けたプラスチック爆弾を、途中で機材変更があった当該便にそのまま乗せ代えてしまった責任が問われ、その後、91年にパンナムが経営破綻に至った引き金となったことです。
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:N.SUZUKI Date:2015/06/16(Tue) 13:38 No.14751
広江さん 747 最後のお別れは、何かと話題になったノースウエストです B747-400 NW、撮影は2003年10月4日 15時16分40秒 600mm相当で成田さくらの丘、当時デジタルの長玉で楽しみ始めたころでした。
Re: Boeing 747 Vol.1 Final Name:Takafumi HIROE Date:2015/06/18(Thu) 07:06 No.14778
>航空反省官さん 地震直後のNorthwestの行動は支持待ちの日本では考えられない行動、 かといって否定的な意味ではなく、いかにも彼ららしい判断といえるでしょうね。 しかし、たぶんカーゴ機だったのでは?(^_^; NorthwestにDESERT STORMのII以降があったかどうかは私は見つけられませんでした。 アメリカ挙げてのこととは思いますが、民間機にも書き入れることには驚きます。 私は国内線で41,000ftの体験はありますが、B747SPの巡航高度が45,000ftや47,000ftとは驚きです。 その上昇性能などから、まさしく“Special Performance”と感じます。
>geta-oさん 最後のコメントまでフルロス機の三連発とは気づきませんでした。 N.SUZUKIさんもコメントされてますが、N739PAの事件からPAN AMの経営危機に陥っていきましたね。 色々な意見もあることかと思いますが、写真として記録を残し続ける大事な役割の一つでしょう。 今回の話題に限らず、Gallery化ではできる限りロスト機を表記してます。
>ETさん 羽田乗り入れのPAN AMのB747SPの運航が一日に2便あったことをETさんも気づかれましたか。 私が成田通いを始めた2004年以降、週3便(?)のIran AirのB747SPを追い回したことに比べると、 一日にB747SPが2機撮れた当時の羽田は夢のような時期でしたネ。 2コマ目No.14747のアングルとコメントでPAPPYさんPart.6 No.14559紹介ショットが理解できました。 上から見るアングルも良いですが、ほぼ地上目線で見るB747も迫力あってイイですね。 厚木の上を飛んだNW機ののことは私から何度か話題に出してます。 ETさんの見た光景は夢でも幻でもありません(笑) 皆さんから紹介されないので、急遽、ポジを捜索しました。 厚木の上を飛んだのはWings1993の公開中です。 開催の二日間飛んだのかの記憶はありませんが、私の撮影は二日目の4月25日(日)です。 ポジが見つかって実は私の疑問が解決しました。 厚木の上を飛ぶとき、乗客に何と説明したのかなぁ〜と思っていたのですが、カーゴ機でした(笑)
 滑走路付近で撮ったのか会場のハンガー寄りで撮ったのかの被写体との距離間隔、 そしてレンズは200mm?, 300mm?, 500mm?、等々全く覚えてませんが、 上下左右のバランスでトリミングした以外は、ほぼ↑の大きさです。 ETさんの『1970年代後半?』の記憶は、おそらくこのシーンだと思います。
>N.SUZUKIさん 1コマ目No.14749のアングルにはビックリ!。機種は全く違いますが昔の立川基地の雰囲気のようです。 America West Airlinesの塗装デザインも渋くて私好み、格好イイですねぇ〜。 他の空港への乗り入れ便の有無は知りませんが、名古屋便はホンの短期間ですか。 いかにもアメリカの航空会社らしいですねぇ〜。 事故機に対するN.SUZUKIさんらしい見解等は大変に興味深いです。 デジ化元年より一足早くデジ化され、撮り方も大きく変わり楽しみ方も多様化しましたね。
|